合格実績から見る【開成学園】

Taxonomy upgrade extras: 

◇開成の今年の合格実績で注目すべき点は、海外大学合格者数の増加です。合格先がアメリカに限定されていたり、合格者人数がまだ一桁にとどまっていたりするという点では土浦日本大学中等教育学校ほどの広がりは感じられませんが、やはり海外のトップスクールにきちんと合格者を出しているのはさすが開成だと言ってよいでしょう。

◇この傾向は、柳沢校長先生があちこちのメディアでのインタビューで海外大学に出ることを奨励してきたことの効果がじわりと出てきたということでしょうか。自らハーバード大で教鞭を執ってきた経験が生徒の背中を後押しするのでしょう。

 

◇それにしても、現段階で東大と海外大学の実績以外は「集計中のため後日掲載予定」というのは、いかにも東大合格者数日本一を誇る開成らしい態度だと言うべきなのでしょうか。私大は繰り上がり等で数が変化するからという理由もあるでしょうが、関心の範囲外ということなのかもしれません。良くも悪くもそれが開成流の生徒育成法だということでしょう。