上智大学の海外就学経験者入試 志願者数は減でも・・・・

◆9月18日(日)、上智大学の四谷キャンパスで海外就学経験者入試が実施されました。

◆早稲田大学や慶応義塾大学の帰国生入試と異なり、海外の学校を卒業していなくても、海外に滞在した年数によっては日本に戻ってきてから5年以上経過していても受験資格が得られる試験制度だけあって、帰国生関連の入試としては、数多くの受験生が集まります。国内の高校の制服を着た生徒もたくさん見受けられました。

◆上智大学では、カトリック高校に通う生徒対象のAO入試も同日に実施されています。こちらのAO入試は、前日の17日にも英語の試験と面接が実施されており、18日は英語以外の筆記試験と面接が行われました。

◆上智大学のホームページには今年の出願者数が発表されています。昨年度初めて入試を実施した看護学科は、今年は志願者数が大きく増え、14名(昨年は1名)、他に昨年より志願者数が増えた学科は、英文(29→31名)、心理(38→47名)、社会(38→43名)、社会福祉(23→26名)、ドイツ語(5→8名)、フランス語(18名→21名)、ポルトガル(4→10名)で、他の学科は横ばいか減少でした。全体の志願者では702名→638名と、大きく減少したように見えます。

◆しかし、同時に行われた、カトリック高等学校対象特別入試の方は、138名→225名と志願者を増やしています。カトリックの学校に通う生徒にこの入試制度が知られるようになってきたということでしょう。

◆結局、両方の入試制度を合わせて考えると志願者数は大きな増減はないということになります。