光よりも速い物質

 名古屋大など11か国の研究機関による国際研究グループが、「ニュートリノは光よりも速かった」ことを示す実験結果を発表した。  

 事実であれば、「光速は超えられない」とするアインシュタインの特殊相対性理論を覆す可能性がある。現代物理学は、この理論を土台にして築き上げられており、その影響は計り知れない。(読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110924-OYT1T00229.htmより)

 

◆実験結果が本当に信頼できるものかどうか、まだ検証を必要とするのでしょうが、物理学の理論を根底から揺さぶるとすれば、理論は理論で新たにしのぎをけずっていくことになるのでしょう。

◆実験データと理論の関係といえば、相対性理論がブラックホールの存在を予言し、その後観測によって理論の正しさが証明されたという話があります。今回の実験結果は逆に理論に修正を迫るものとなる可能性があるわけで、現実を観測する技術がそれだけ進化しつつあると言えるのでしょう。

◆久々にわくわくする話です。