10月18日 かえつ有明 説明会の人気衰えず
作成者:hiros 作成日:土, 2014-10-18 23:50
かえつ有明は、進んで自らの内部をオープンにしていこうとするタイプの学校である。「ありのままに」をキャッチフレーズにした文化祭が先日開催されたが、この日は若手教員と生徒による「飾らない」学校説明会が開催された。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家
説明会会場となったカフェテリアには増設された椅子にも座りきれないほど大勢の保護者と受験生が集まった。
この日の説明会で唯一「若手」ではない話し手は、冒頭挨拶の嘉悦克校長先生のみ。「何が行われるのか聞かされていないが、『かえつっ子』の物怖じしないところをぜひ見ていってほしい」と話しつつ、校長先生自身がこのイベントを楽しんでいる様子が伝わってくる。
確かに登場してくる生徒がみな自己肯定感にあふれている様子が印象的である。
それは生徒を見守る先生の様子からも伺える。先生自らが生徒といっしょにイベントを楽しんでいることが会場に伝わってくる。
お笑い芸人よろしく軽妙なトークを披露する先生もいれば、とぼけた味で笑いを誘う先生もいる。
どの先生も自分のキャラを際立たせたトークで「ありのまま」の自分、そしてかえつ有明を表現していく。
そんな和やかな雰囲気であればこそ、生徒の有志がダンスやミュージカルを披露するという、新しい感覚の説明会になるわけである。
ここには、どんなに話術の巧みな演者が話しても伝えられない真実が表れて いる。校長先生がお話された「物怖じしない『かえつっ子』」の様子だ。
そんな雰囲気がどこから来るのか。それは先生方の笑顔を見れば明らかであろう。