グローバルラーニングを推進する高校(1)ー都立国際高校

10月29日に平成27年度の都立高校募集案内が発表され、いよいよ高校入試の併願校選びが本格化する時期となりました。スーパーグローバルハイスクール(SGH)や日本語版IBなど、今年は、グローバル教育に関する動きが何かと話題になりましたが、2015年度入試においてこれらの学校の人気がどういう状況にあるか、最新情報をお伝えします。

まず、国際バカロレアコース特別枠を新設する都立国際ですが、国際バカロレアコース特別枠の募集人員は日本人の4月入学は15名。かなりの狭き門となることが予想されます。入試選抜は次の方法によって行われます。

英語運用能力検査+学力検査(数学)+小論文+個人面接+集団討論+調査書(成績証明書)

これら各検査の得点が、一つでも基準に達していない場合は不合格とするということですから、受験生はオールラウンダーであることが求められています。しかも、英語運用能力検査は、国際バカロレアコースの英語による授業に必要な力の有無(適・不適)の判定のみに活用し、得点は総合成績に反映しないということですので、英語がずば抜けて得意であってもそれだけでは総合点を稼げません。対話や議論を通して、しっかりと思考できる生徒が求められていると言ってよいでしょう。

試験日は1月26日と27日、発表は2月2日です。