聖学院中高の授業の質

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◇聖学院中高のホームページに昨年秋から「聖学院中高の授業の質」という連載が続いています。これを読んでいると聖学院がまた新たなステージに上がろうとしていることが伝わってきます。→詳しくはこちらのページへ

 

◇「授業」というのは、学びの中心を担う場所ですが、そこで何が行われているかは実際に参加している生徒以外にはなかなか知られない「聖域」です。言ってみれば、そこは先生の「城」であり、他人がずかずかと入り込むべき場所ではないという通念が幅を利かせています。


◇聖学院中高では授業を「人生の基礎」を築く場であると位置づけ、「学ぶ力、学ぼうとする力、共に生きる力」を育てることを目標に掲げています。先生同士、あるいは、先生と生徒、そして、教科と教科のコミュニケーションを活性化させ、新しい学校づくり委員会や授業フォーラムという活動に結集させているのです。

 

◇従来、中学受験生が得る情報というのは、相対化された数値データ的なものが主で、その質的な意味を問い返すことなく、フィルターを通した学校選択をせざるを得なかったのですが、学校自らが授業という「聖域」をオープンにしつつあるということは、受験生の学校選択においても非常に大きな意味を持つと言えるのです。