授業の質‐ 広尾学園 iPadを駆使した授業

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◇本日は新型iPADの発売日で、テレビなどでも盛んに報道されています。スティーブ・ジョブズ亡き後もこれだけのエヴァンジェリストがいれば、Appleは安泰といった感じがします。

 iPADは趣味や仕事の仕方を大きく変えつつありますが、学校の授業内容をも大きく変える可能性を秘めています。ICTを積極的に取り入れ、そういった授業に挑戦している学校の一つに広尾学園があります。

◇広尾学園では今年1月に医進・サイエンスコースの公開授業を行い、iPadを駆使した実験の様子をホームページに掲載しています。詳細はこちらのページへ


◇情報検索の端末としてだけでなく、重力加速度の測定をするという目的のために必要なツールとして、iPadを広く捉えているところが先進的です。iPadを使うことが目的なのではなく、必要になった時に適切に使えるということが求められているのです。


◇実験方法そのものも、生徒自身が探索し考えます。そして、iPadについているカメラの連写機能や、データ集計のための表計算ソフトを利用しながら、実験データの検証を行い、最後はチームごとに発表するという流れで授業が構成されています。

 

◇新しいテクノロジーや道具は、ともするとそれに慣れるまでに時間がかかり、肝心の目的が見えにくくなってしまうことがありますが、広尾学園の公開授業の様子を見る限り、そのような心配はまったくありません。それは、授業の目的が先生と生徒にはっきりと共有されているからでしょう。

 

iPadに限らず、生徒の考える力やコミュニケーションを促進するための技術は積極的に利用しようという広尾学園の想いが伝わってくる公開授業です。