合格実績から見る 【土浦日本大学中等教育学校】 

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土浦日本大学中等教育学校の2013年度合格実績がホームページに掲載されています。一目見て分かることは、土浦日大がいよいよ海外大学進学に本格的に乗り出したなということです。オーストラリア、イギリス、アメリカなどのトップスクールに12名の合格を出しているというのは、日本の高校としては破格だと言ってよいでしょう。

◇例えば、合格実績に名前の挙がっているKing’s Collegeは、US Newsの世界大学ランキングでは26位で、東大の30位より上に位置しています。また、University Melbourneは同じく36位で、京大の35位とほぼ同じ位置。さらにUniversity of Queenslandは46位で、阪大(50位)の上位にあります。

 

◇何もランキングだけで、大学の評価をしようというのではありませんが、この合格実績の価値を伝えるには、その大学が世界から見てどのような位置づけにあるかということを知っておくことは無意味ではないでしょう。土浦日本大学中等教育学校には、そういった世界標準の感覚があります。

 

◇というのも、土浦日本大学中等教育学校には、海外事情に通じた先生や、実際に海外に暮らしていた先生が何人かいるからなのです。特にトップマネジメントレベルにそのような先生が多いということが強みになっています。そこでは自身の経験や実例を踏まえた上で、海外に出て学ぶことの意義や苦労が学校全体に十分に伝えられる環境が整っているというわけです。

 

◇もう一点、土浦日大の合格実績を見て感じるのが、特定の大学・学部に偏ることなく、生徒の個性をしっかりと見定めて進路指導がなされているということです。2013年度の合格実績を見ても、国立大学や早慶上智等の難関私大はもちろん、医歯薬系学部など理系への進学が目立つのは、生徒一人一人の適性を見極めた進路指導が行われているからでしょう。

 

◇単純に大学名だけで進学先を選ぶという時代は過去のものです。もちろんだからといって東大の価値が下がるわけではありません。生徒の個性に合った大学学部を生徒とともに探し、その生徒の未来を見守るという姿勢が進路指導の根底にあることは、中川校長先生のメッセージからも伝わってきます。そこには東大とハーバード大と日大医学部が象徴的に挙げられているように、本当の意味でのリーダーを育成するのだという思いがはっきりと宣言されています。

 

◇明確な意思があるところには必ず結果がついてくるものです。土浦日本大学中等教育学校から、東大とハーバードに進む生徒が(日大医学部医学科はすでに現実のものです)出てくることはそう遠くはないと思います。