大学の学食でハラル食が広がる

日本経済新聞(2014/5/13 6:00)によると、首都圏の大学の学食でハラル認証を受けたメニューが次々の登場しているらしい。

首都圏の大学の学生食堂が、イスラム教の戒律に沿った「ハラル食」の提供を相次いで始める。神田外語大学(千葉市)はハラル認証を受けた食堂施設をオープン、ハラル食を週替わりで提供するほか、礼拝スペースも用意した。埼玉大学も専用の販売コーナーを新設。アジア各国からの留学生の増加に伴い、イスラム教徒に配慮した大学づくりが広がっている。

神田外語大学、埼玉大学の他にも、東京工業大学、早稲田大学、横浜国立大学でハラル食の提供が始まるということだ。

留学生の受け入れを本気で考えるのであれば、世界で最も信者が多いと言われるイスラム教の人たちが生活できる環境を用意することが大切である。となれば、礼拝所やハラル食を用意することは必須条件になるだろう。

日本社会の閉鎖性を解き放つ鍵は、ムスリムを含む多様な人々を、日常生活の中に受け入れられるかどうかにかかっているのだろう。