慶大経済2016年から秋入学の募集開始

 慶応大経済学部は2016年から秋入学の英語プログラムを設け、約100名の学生を募集する。

  →参照:日本経済新聞

 すべての授業を英語で行うのは、これまで早稲田や上智の国際教養学部など「国際」を掲げる学部が中心であった。慶應の経済学部が英語プログラムで100名の募集をするというのは、いわゆる伝統的な学部が本格的にグローバル社会への対応に舵を切ったということで、このことが大学受験界に与える影響は大きい。

 2015年秋から複数回に渡って出願可能ということなので、今海外で学んでいる高校生がこぞって出願してくる可能性が高い。さらに、これから留学をしてそのまま外国高校を卒業しようとする生徒も増えていくだろう。

 9月入学であるから、併願校は日本の大学とは限らない。このグローバル化の波は当然中高にも及ぶ。すでにグローバル化に対する準備を進めている中高にとっては追い風となる。4月入学を前提にした、偏差値の輪切り式受験指導態勢しか取れていない高校はこれから内部の改革を急ぐ必要があるだろう。

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