東京・神奈川エリアの中学入試がスタート!
2月1日、東京神奈川エリアで中学入試が始まりました。今年の中学入試のトレンドは「思考力入試」。2020年の大学入試改革を見据え、中学入試において発想力や表現力を見るタイプの出題が増加しています。一昨日(1月30日)には、朝日新聞と毎日新聞が、それぞれ中学受験に広がっている「思考力入試」について取り上げていました。
(写真はかえつ有明の入試当日の早朝の様子。思考力テスト人気により、初日午前中の受験者数も昨年比115%の伸びということです)
朝日新聞に取り上げられていた思考力テスト入試問題の例では、かえつ有明以外にも、聖学院や共立女子などの入試問題が紹介されていました。いずれの学校も、従来の知識暗記型のテストとは異なる、新しいタイプのテストによって、受験生の発想や表現力を評価しています。
このような21世紀型教育の特徴を打ち出している学校に今年度は人気が高まっているのです。大学入試改革の詳細がどうあれ、これからの社会を生きていく子どもたちの未来を考えている学校では、テスト・授業・評価のあり方を変え始めています。大学入試改革の動向を見極めようとしているうちに、時代はどんどん先に進んでいきます。子どもたちにとっての日常である学校が変わるのは待ったなしです。
かえつ有明では、今年から、2月4日に難関思考力テストを実施し、受験生のパフォーマンスのプロセスを評価するということです。一人ひとりの学力に加え、グループあるいはチームとしての能力を引き出すような評価を試みているのです。従来のリーダーは個人的な能力の高さと権威で集団を統率できたかもしれませんが、今後の社会では、協同し、集団としての知恵を結集できるリーダーが望まれています。そういう力は従来の受験勉強では育まれません。人と知識をシェアしないことで成立している世界だからです。