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グローバル進学の時代ーかえつ有明にみる新たな潮流

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先日かえつ有明で海外大学進学説明会と留学フェアが実施された。まず会場に集まっている保護者の数に驚かされた。この日は特に保護者会があったわけでもなく、何かのついでに参加したということではない。本気で海外での学習を検討している方が集まっていたわけだ。

驚いたのは、集まった保護者の数ばかりではない。かえつ有明が海外大学進学のための具体的な道筋まで提示していたことだ。かと言って国内の大学受験を否定したり、学校の勉強を無視してTOEFLやSATの対策を奨励したりといった留学予備校的な進路指導をするわけでもない。学校での学びの延長に、国内の大学も海外の大学も存在しているのだというスタンスが確固としているのである。

さらに、アメリカのスタンダードであるTOEFL・SATだけではなく、イギリス型の資格であるIETLSやA-levelなどについてのアドバンテージも触れられていた。教科学習に重点を置くイギリス型統一試験であるA-levelは、SAT同様にアメリカの主要な大学でも入学資格として認められていて、しかもIBに比べて履修科目数が少なくて済む。生徒への負担がIBほど過大ではないので、帰国生くらいの英語力があれば日本のカリキュラムとのダブルディグリーは決して不可能ではない。

しかも、ケンブリッジ大学の中に施設を持つかえつ有明であるから、イギリスへの進学者が増えることは、施設の有効利用という観点からも便益性が見込まれるのである。

内部向けのイベントであるために、現段階ではあまり詳細な情報までは明かせないが、指定校推薦制度を含め、海外大学選択のために用意しているサポートは相当厚くなっている。帰国生を多く受け入れているかえつには、海外事情に詳しい保護者も多いことが、サポート体制の向上に影響していることは間違いない。


海外大学進学説明会のあとには、1学期間の留学(かえつ有明では「セメスター留学」と呼んでいる)、または1年間の留学(同じく「アカデミック留学」と呼ぶ)に関する説明会も行われた。やはり会場は大盛況である。

セメスター留学/アカデミック留学は、約半年後には出発を検討している人も多く、真剣な様子で説明に聞き入っている。

今年は、従来よりもアカデミック留学の行き先が多様になったということで、留学先のエリアや学校のタイプの違いなどについて詳しく説明がなされていた。イギリスやアメリカだけではなく、アートを学ぶ上で最高の環境だというスイスのボーディングスクールという選択肢も提示された。

留学したい国で選ぶ、またセメスターかアカデミック留学かで選ぶ、さらに、生徒の英語レベル、宿泊のタイプ(ボーディングかホームステイか)、どの学問領域に強いかなど、留学先の学校選択の基準を提示しているところが際立った説明会であった。

全体会でそれぞれの留学の特徴が説明された後は、3つのグループに分かれて、それぞれ個別相談や生徒による留学体験談および質疑応答などが行われた。

生徒自身が体験を話す場面は、参加者が最も身を乗り出して聞いているところであった。それに対して、話をする生徒の方は自然体で、自分の体験をさらりと冷静に語っている様子が対照的であった。体験した人間にとっては、その体験が自分の一部になっているから、ことさらその重要性を熱弁などしないが、そこには体験した者だからこそ滲み出してくる余裕があるのだ。実際、質疑応答で英語ネイティブの母親から、英語での質問があったが、生徒は一瞬もたじろぐ様子はなく、堂々と英語で対応していたのである。

当たり前であるが、30数年前の私の高校時代とはまったく時代が変わったと痛感せざるを得ない。世の中の変化に適応する形で、生徒たちは確実に成長しているのだ。グローバル進学の時代と呼ぶ所以である。