【私立中学を受験するということ 3】ー海外大学進学・留学サポート

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海外大学への進学や留学をサポートする体制が充実していることも、私立学校の特長の一つである。

文化学園大学杉並中高のダブル・ディプロマプログラムを推進するマーガレット先生とカール先生。

ただ留学をするだけなら、留学エージェントに頼めば様々なサポートが受けられる。しかし、学校で受けるサポートというのは、留学するための手続きや準備にとどまらない。留学することのリスクとそれによって得られるベネフィット、それをじっくり悩み相談することも含めたサポートである。

かえつ有明中高の留学フェアの様子。渡航先別の分科会になってもこの人数が集まるほど保護者の関心は高い。

1年間の留学をするにも、行くための準備にじっくり時間をかけることが大切であるのは言うまでもない。そういう面でも中高6年間一貫教育のメリットがある。中3生で高校受験の準備に追われてしまうと留学を検討する時間的な余裕がなかなかとれない。海外に行こうという気にもならないかもしれない。

確かに、中高一貫校の中にも国内の難関大学の合格実績を気にして海外留学をあまり勧めないところもある。だが、多くの私立学校は、一人一人の進学先を尊重するのであって、合格の延数である大学合格実績には興味を持たない。武蔵のようにそもそも進学した大学は公表しても合格した大学は公表しないところもあるくらいだ。

海外大学も含めたグローバル大学進学でこれから注目される学校の一つに文化学園大学杉並がある。日本の高校卒業資格に加えて、カナダBC州のディプロマが取得できる ダブルディプロマコースが2015年度から高校1年生でスタートするのだ。

言ってみれば、インターナショナルスクールでありながら、かつ日本の高校卒業資格と大学受験準備ができるという非常にフレキシブルなプログラムである。

このプログラムの中身の意義や内容については、21会サイトに詳しい記事が掲載されているので、ぜひご参照いただきたい。