国際基督教大学高校のSGH活動報告

国際基督教大学高校(ICU高校)のSGH活動報告が同校のホームページ上に掲載されている。ICU高校が掲げる課題研究は、『多文化共生社会をめざす新しい社会貢献の提案』で、アジア・アフリカ社会との“共生”を考えるというもの。今月8日には中東からの大学生との交流会が開催されたとのことである。

ICU高校は生徒の約8割が海外在住経験者。帰国生と日本国内で教育を受けた国内生が互いに刺激し合いながら学校生活を送っている。このように「多様性を受け入れる」環境がもともとあるからこそ、アジア・アフリカ社会との“共生”というテーマについても何ら違和感を覚えることなく、ごく自然に学びあいを行っていけるのであろう。

次の地図は、ICU高校に在籍している生徒がどこの国に滞在していたかを示している。

英語圏に限らず全世界から帰国生が集まっていることが窺われる。在籍生の満足度も高く、そのまま国際基督教大学に内部進学を希望する生徒が多いが、実は約3分の1しか内部進学ができない。そこが早慶の高校との大きな違いで、かえってICU高校をユニークなものにしているといえる。

次にあげる海外大学の進学実績を見れば一目瞭然で、ICU高校の生徒たちには、東大早慶よりも世界の大学が視野に入っているのである。(ICU高校ホームページより