21世紀型教育を創る会 第1回カンファレンスが開催されました
◇5月31日17時より、富士見丘中学高等学校で「21世紀型教育を創る会」(21会)の第1回カンファレンスが開催されました。
◇カンファレンスは、21会会長の吉田晋先生(富士見丘学園理事長校長)からの開会宣言で始まりました。吉田先生は、中教審委員としての経験に基づいた、日本の教育行政の現状、そして私学がこれまでに取り組んできた教育の意義について話され、これからの21世紀型教育も私学だからこそ可能になることを強調されました。吉田先生の開会宣言はこちらをご参照ください。
◇その後、21世紀型教育の特徴や学校現場での取り組み例などが、ビデオやスライド、座談会などを通じて続々と報告されました。
◇興味深かったのは、先生方が報告する内容と方法です。話の内容が様々であるのは当然ですが、同時に、その話やプレゼンは、先生方それぞれのパーソナリティや感性がよく表れるものとなっており、なるほど学校というのは、その学校の先生方のコミュニケーションのあり方を反映するものなのだという思いを確認しました。
◇そして、さらに重要なことは、各学校が考え実践している教育がそれぞれの仕方で表現されることで、「21世紀型教育」というものが、より具体的にかつ立体的に浮き上がってきたということです。
◇会が終了した後、参加校の先生方とお話をする機会を得ましたが、どの先生も、他の学校の取り組みやお話を聞いて刺激を受けたといった反応をされていました。そうやって自ら刺激を与え、そして刺激を受けるといった様子が、まさに21世紀型の教室で生徒たちが学び合う様子と呼応しているようでした。
◇この21会の動きは、さらに広がっていき、多くの賛同者を得ることになるでしょう。なぜなら、このようなコミュニケーションを切実に求め、同じ思いを抱いている方々が大勢会場に詰めかけていたからです。参加申込者は170名を超え、そのうち90数%の方が実際に来場されていました。このことが、何よりも21会の必要性を示していると私には感じられました。