かえつ有明 哲学授業の意味
作成者:hiros 作成日:木, 2015-05-21 00:12
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IB(国際バカロレア)の特徴的な科目といえば、TOK(Theory of Knowledge「知の理論」)が有名である。教科から離れて、Knowing「知ること」について学ぶ。かえつ有明ではこのTOKのエッセンスを組み込んだTOK型哲学授業を英語選抜クラスの高校生を対象に実施しているが、最近ではこれを中学生にも拡大して「哲学授業」を行っている。
哲学授業では、TOKよりもさらに考えることそのものにフォーカスされるのだという。詳しくは21会サイトの取材記事をご覧いただきたい。
哲学授業のエンジンは「問い」である。よく練られた問いこそが思考の深化を促す。
「知のコード」によって教科を超えた思考レベルを共通言語化しつつあるかえつ有明は、IBを凌駕するほどの知的挑戦を今まさに行おうとしているのではないだろうか。
- 思考力テスト(過去ベクトルから未来ベクトルへ)
- サイエンス科(クリティカルシンキングの手法)
- タキソノミーとルーブリック(対話ツールとしての評価)
- プロジェクト(教科横断型目標達成プロセス)
- ランゲージアーツ(言語と思考の再構築⇄脱構築)
- 哲学授業(問いと議論の深化)
- 知のコード(授業・評価・思考の共通プラットフォーム)
ここ数年取り組んできた試みや現在進行中の新しい企画をざっと挙げただけでも、上記の通りである。
学習する組織=探求の共同体としてかえつ有明がどのように進展していくのか、いよいよ目が離せない。