5月 2011

インタラクティブ・ホワイトボード

メディアは学習のあり方に影響を与えます。
グーテンベルクの印刷技術は視覚中心の学びを主導しましたが、デジタル革命はどのように学びのあり方を変えていくのでしょう。数年前の古い情報なのですが、インタラクティブ・ホワイトボードはすでにここまで来ています。
[video:http://www.youtube.com/watch?v=DjdNPMZJbLs]
 

対話型講義の原点

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 『サンデル教授の対話術』(NHK出版)を読んでいたら、「対話型講義による哲学的議論は民主政治の進展につながる」というサンデル教授の発想は「日本の公共哲学の近代の出発点である横井小楠の発想を想起させ」るという記述が目にとまりました。

 横井小楠は、幕末において坂本竜馬らに大きな影響を与えた人物として知られています。幕藩体制を批判し新しい日本を構想する中で、アメリカの共和政治の議会のあり方などを参考にして、身分階級を越えた対等な討論を重視したということです。

 かえつ有明の創立者である嘉悦孝の父親が小楠に学んでいたことは、私立学校研究家の本間氏が以前から取り上げていて私もブログを読んで知っていましたが、サンデル教授とのつながりを再発見したのは自分としては驚きでした。グッドスクール・スピリッツの原点をまた一つ確認できました。

 

5月13日 グッドスクール17校合同説明会

良質教育を実践している17校が集い、合同説明会実施。

開催日:平成23年5月13日(金)
会 場: 大井町「きゅりあん」 
時 間:12:00~16:30

内 容:
 12:00~ 開場
 13:00~ 講演
  「続・私学受験を迎える前に」
  講師 鳥居りんこ
 13:45~
  パネルディスカッション
 12:00~16:30
  個別相談会実施

[参加校]

5月8日東京の私立中高一貫校 170校集結

5月8日、東京国際フォーラムで、東京の私立中高一貫校170校が集い、私立の教育力を熱く語る合同相談会が行われました。昨年に続き2回目の試みです。

◆3.11で被災された方々や犠牲になた方々の無念を思いやり、自分たちのできることは、子どもたちに創意工夫した良質教育を提供することであると高らかに開会宣言がなされてスタートしました。

◆午前中の段階で、前年を2000人上回る勢いで、参加者も集まり、各学校ブースで、熱心に説明に耳を傾ける受験生と保護者であふれました。

◆また、東京大学大気海洋研究所、JAXA宇宙教育センター、朝日新聞社、東京大学WiLも教育ワークショップを行い、私立学校の教育活動に通じるプログラムを実施。子どもたちは、日本海溝の深さに驚き、ロケットを通して高大な宇宙に目を見張り、ロボット工学に興味津津となり、時事問題で世界を読み解くおもしろさを感じていたようです。

◆このワークショップと同じように、グッドスクールである私立学校の授業は、スリリングであることが伝わったことでしょう。