国際バカロレア入試は広がりを見せているが・・

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2年ほど前に日本版IBや、IB校を国内に200校作るという話が持ち上がったことを機に、岡山大学がいち早くIB入試を開始、その後筑波大学や慶応の法学部などもIB入試を開始した。

年々広がりを見せているIB入試。多くの生徒にチャンスを与えようとすることは悪いことではない。だが、IBにだけ特権的な地位を与えて、A-levelやSATといった、他の大学入学資格を受け付けないのは公平性にかけるのではないだろうか。というよりも、世界の大学のアドミッションスタンダードから外れている。

IBが特定の国の教育制度ではなく国際的に広がりをもった内容であるからという理由であるとすれば、それは、冠の「国際」に騙されているだけである。確かにカリキュラム内容は特定の国や文化に偏りが出ないようなものになっているが、IBOという設立母体がしっかりスイスにあるわけであって、国際的に特別な地位を得ている機関というわけではない。

だから、IBだけを特別視するのではなく、グローバル大学資格入試とでも名称変更して、イギリスのA-levelや、カナダBC州のDogwood Program、あるいはニュージランドのNCEAなど、世界中の国家試験等の統一試験を認めていくべきであろう。日本の高校卒業ディプロマも2トラックにして、そのうちの一つを大学入学資格とすれば、ペーパー試験1発の大学入試は完全に消え、大学進学のための準備教育の時代が到来するはず。

帰国生も国内インター生も一条校生徒も、そして留学生も、試験制度は同じでよい。大学入学基準と言語能力の証明(日本語/英語)、それにクリティカルシンキング、あるいは思考力テストがあれば、それでよいのではないか。